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読売新聞(2月13日付・武蔵野版)に尾木直樹のコメント掲載

投稿日:2008年2月13日 カテゴリ:コメント

教育再生の行方

山積する問題を前に、学校現場は様々な改革を迫られている。教育再生の行方について、識者に聞いた。

【尾木直樹のコメント】

現在、国は選択と競争による新自由主義的な改革を進めているが、経済分野ならともかく、教育に導入するには弊害の方が大きい。学力テストでランク付けされ、学校選択制や外部評価制度で選ばれる立場となれば、現場は数字上の競争に駆り立てられる。昨夏に学力テスト不正が発覚した足立区のケースからもわかるように、本当の学力向上にはつながらない。
では、どうすればいいのか。まず、教育を「未来への投資」として予算を増やすべき。OECDの調査では、日本の公教育支出の対GDP比は先進国の中で最低水準で、問題だ。
そして教員を増やし、1クラス当たりの児童生徒を20人程度に減らす。大人数のクラスより学力向上の効果が高いうえ、教師の目が行き届くため、いじめや不登校、学級崩壊などの問題も起こりにくい。教師に余裕ができれば保護者との関係も改善するだろう。労働条件が向上すれば、人材も集まる。
改革を進めるためには、現場の声をもっと採り入れる必要がある。再生会議にも教員経験者はいるが、知名度を優先して選任した結果、普通の学校の実態を知らない委員ばかりになった。
国際学習到達度調査(PISA)でトップレベルのフィンランドには、「教師は社会のロウソク」ということわざがある。日本もかつてはそうだった。教師が尊敬されるようにならなければ教育再生はない。

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160318-0737

尾木ママ

誕生日:
1947年1月3日
血液型:
A型
出身地:
滋賀県
現在の住まい:
東京
職業:
教育評論家、法政大学特任教授
臨床教育研究所「虹」所長
出演番組:
NHK教育(Eテレ)「ウワサの保護者会」
(土曜21:30~21:54放送 ※MC)

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