書籍情報

第16回:子どもが主役の街づくり③ 子ども目線で動く

投稿日:2010年1月13日 カテゴリ:教育insight

■なぜ子どものために動けるのか

なぜ、このような「子ども目線」が徹底できるのか―その回答の一つは、「家族・地域・絆プロジェクト」の理念と行動目標にあるようだ。

(1)として、児童・生徒の学校での権利について述べ、(2)ではそれを享受するために子どもがなすべきこと、(3)として逆にやってはいけないことが全体で15項目に亘って、家庭・地域・学校は≪小中学生の権利と義務≫を守る項目が並んでいる。

Ⅰ 児童・生徒は、学校では次の権利をもっています。

  1. 楽しく、幸せな学校生活を送る権利
  2. 目標に向かって、自分を伸ばす権利
  3. 自分の命や体を傷つけられない安全な学校生活を送る権利
  4. 自分のことを自分で決める権利
  5. 学習する権利

Ⅱ 児童・生徒は、もっている権利を享受するために、次のことを守らなければなりません。

  1. 自分を大切にし、愛すること。
  2. 自分の可能性を精一杯伸ばす努力をすること。
  3. 仲間を大切にし、自分の責任を果たすこと。
  4. より良い学級や学校を創り上げるように努力すること。

Ⅲ 児童・生徒は、自分の仲間を大切にし、すばらしい学校生活を送るために、次のことをしてはいけません。

  1. 自分や仲間を傷つけたり命を奪ったりすること。
  2. 仲間を脅かしたり、仲間の物を盗ったりすること。
  3. 喫煙や飲酒をしたり、シンナーや覚せい剤などを使用したりすること。
  4. 授業や活動などを妨害したり、給食・掃除などの学校生活の諸活動を妨害したりすること。
  5. 仲間の持ち物や公共の物などを傷つけること。
  6. その他、学校生活にかかわる規則に違反すること。

さらに、「地域」「学校」「行政」に対して、以下のような注文がつく。注文というより、子どもたちへの「約束」である。

地域は

人と人とのかかわりは、きっかけがないと難しいものです。地域の活動や行事の中に「家族や地域の絆を大切にしたふれあいの場」をつくります。世代を超えて一緒に活動するなかから、「子育ての知恵」を伝え合い、「地域の子は、地域で守り育てる」を基本に、子どもたちとのかかわりを大切にした地域づくりを推進します。

学校は

「心豊かでたくましい人」を育てます。

  • まわりの人に対して、思いやりの心(美しい心)を持てる人
  • 自分で判断し、強い意志をもって前向きに生きる人
  • たくましく生きる力を身に付け、自分から進んで学んだり考えたりできる人
  • 健全な心と体をもって、生涯にわたって自分を大切にする人

の基礎・基本を発達段階や一貫性を大切にして育成します

行政は

子育てをすることに喜びが感じられる環境を整えます。子どもが伸び伸びと成長できるように「良い教育・人づくり都市」「美しい生活環境」「自然・歴史・文化の保護」「全市民健康増進運動」「子育て支援」を推進します。

特に行政の姿勢がいい。

環境の整備―「良い教育・人づくり都市」「美しい生活環境」「自然・歴史・文化の保護」「全市民健康増進運動」「子育て支援」の推進とあくまで子どもと市民サポートの姿勢を貫いている。

(第4回へつづく)

新刊情報

160318-0737

尾木ママ

誕生日:
1947年1月3日
血液型:
A型
出身地:
滋賀県
現在の住まい:
東京
職業:
教育評論家、法政大学特任教授
臨床教育研究所「虹」所長
出演番組:
NHK教育(Eテレ)「ウワサの保護者会」
(土曜21:30~21:54放送 ※MC)

>>詳しくはこちら

 

ファンレターの宛先はこちら

〒104-8357
東京都中央区京橋3-5-7
株式会社主婦と生活社
『週刊女性』編集部 書籍班
 尾木ママ・ファンレター係

ご相談・カウンセリングについて

原則としてメールやお電話での相談対応・カウンセリング等は行っておりません。面談につきましても、現在は業務をお休みさせていただいております。ご了承ください。