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第17回:子どもが主役の街づくり④ 無人島でサバイバル!冒険塾

投稿日:2010年1月13日 カテゴリ:教育insight

■無人島でサバイバル!冒険塾

これはすごい。まさにこの企画が成功するのは、「絆のまちづくり」の成果といえる。

「いや~、きつかったですが、大成功です」

目を輝かせて話し始めた企業の社長さん。学校教育課のまとめのパンフレットには次のように記されている。

8月3日から7日、市内小学校の6年生が無人島で4泊5日のサバイバル生活を行う「各務野冒険塾」が開催されました。

無人島で仲間と力を合わせ、工夫しながら生活する中で、たくましく生きる力や仲間と共に生きる社会性を身に付けてもらおうと企画されたもので、男子39人、女子3人の合計42人が参加し、心に残る熱い5日間を過ごしました。

ところで、誰が考えても「???」と心配になる取り組み。「トイレも3日目位から、子どもたちできるようになりました」「3日目を越してから目つきがかわりました」と説明してくださる教育委員会の方。成功させるためのポイントは4つだという。

1つは、レク気分の参加者は断り、無人島生活の厳しさに覚悟ができている者のみ参加を許可したこと。2つは、無人島で生き抜くための研修など、食べられる植物や害のある生き物、野外での調理法、応急手当ての仕方など、自ら学習や交流をしたこと。3つめは、参加者の事前の取り組みである。パンフレットには次のように記されている。

無人島での5日間、体調を壊さず生活できるように、子どもたちには当日まで取り組む次のような課題が与えられました。

①毎日15分以上、ランニングなどのトレーニングをする

②暑くてもエアコンを使わずに生活

③無人島で生活するための調べ学習をする

などで、子どもたちは無人島での生活に向けて、着々と準備を進めていきました。

また、無人島で食べる野菜も自分たちの手作りである。「農家の方の指導のもと、ジャガイモやトマト、スイカなどたくさんの種類の野菜を無農薬で育て」て無人島へ「持参」したという。

無人島では、「ごはんや洗濯など生活すること自体大変。野菜以外の食材は魚釣りやアサリ、貝、カニなど現地で捕ったため、食材の調達と調理だけで1日の大半を使ってしま」ったという。しかし、最後には5日間で、子どもたちだけで作るように、すっかり成長したようだ。

3日目には、姫島の樹林や磯掃除。無人島だけあって外来種が入っておらず、キキョウやハマカンゾウなど手つかずの自然に触れたという。こうして冒険塾の最後には、今回の経験を大地震などの災害時に生かすための「レンジャーJr隊員証」が贈られたという。参加者の小学生たちは、冒険塾に参加した体験を以下のようにつづっている。

  • 無人島では自分で魚釣りや貝とりをしなくてはならず、食べ物と水の大切さがわかりました。これからは水を節約し、食べ物も残さず食べて物を大切にしたいです
  • 魚を釣ったり料理を作ったりすることが一人では難しくても、仲間で協力するとうまくやっていけることがよく分かりました。仲間と協力し合うことをこれから大切にしていきたいと思いました。
  • 無人島は災害時の避難生活と似ていると思いました。今回の経験をいかし、災害時にはパニックにならずリーダーシップをとりたいと思います。

(パンフレットより抜粋)

(第5回へつづく)

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160318-0737

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誕生日:
1947年1月3日
血液型:
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東京
職業:
教育評論家、法政大学特任教授
臨床教育研究所「虹」所長
出演番組:
NHK教育(Eテレ)「ウワサの保護者会」
(土曜21:30~21:54放送 ※MC)

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