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第19回:子どもが主役の街づくり⑥ 日常生活&学校で花開く

投稿日:2010年1月28日 カテゴリ:教育insight

■勝負は学校に戻ってから

「尾木先生、そりゃあ効果は抜群ですわ。学校に戻ってからの彼らは別人のようでした」

こう目を細めたのは塾長であった。

確かに教育委員会のメンバーもみなさん頷いている。

学校に戻って活躍した塾生(学校からの報告)

立志塾から帰って来た生徒の顔は、どこか満足感があり、それぞれが何かをつかみ、成長したと感じております。このような機会を与えてくださった方々に深く感謝いたします。

立志塾後、いろいろな場面でその成長ぶりを見ることができましたが、何より力を注いでいたのは、体育祭であったと思います。今年は、「自分達で創りあげる体育祭、終わった後に満足感の残る体育祭にしよう」と、体育祭前のプレ体育祭として、ギネス交流会を企画したり、各種目の入場の仕方を勢いあふれるものにしようと練習からこだわったりすることができました。何かあると、塾生が集まって自分達の意見を出し合い、自分達の言葉で全校生徒に語りかける姿が何度もありました。自分達でよりよいものにしていこうとする、こうしたリーダー達の熱意が、各クラスのリーダーに伝わり、全校生徒をひきつけ、盛り上がりをみせた体育祭にできたのだと思います。また、体育祭後の全校生徒の表情や感想が、何よりも自分達の自信につながったことと思います。

4日間で塾生たちは見違えるように変貌していきます。その変化が毎日実感できることがわたしたち事務局にとっても最大の喜びです。各務原市を遠く離れ、世界遺産で有名な白川村で研修できること。本物のリーダーとしての資質を備えた精鋭が集まること。そして、リーダーとしての資質を覚醒させる各界を代表する講師の方々の講話と事務局の意図的な支援。これらの相乗効果により各務野立志塾は大きな成果をあげているのではないでしょうか。特に、本年度は塾生の自己課題から育成したい能力を明確にして、その実現のために具体的な指導が毎日繰り返されたことが大きな成果につながっています。塾生同様、各務野立志塾も進化し続けています。

(各務野立志塾実行委員会事務局-教育委員会スタッフ5人)

■おわりに

地元の協賛企業は、08年度は40社にも及んでいる。しかも「組合」や「協会」など団体ぐるみの支援も多いのが特徴であり、多くの市民の支援の元に実施されていることがわかる。

これも、やはり「住みやすい町づくり」運動の一環なのだろう。

理念が高いだけに、運動や活動のアドバルーンも高く、下ってこない。常に子どもが主役になりながら「もっと高く、もっともっと高く」育てていくようだ。

子育てと教育運動にとって、何がキーポイントなのか、各務原市の取り組みは、多くの貴重な教訓を教えてくれる。

(完)

新刊情報

160318-0737

尾木ママ

誕生日:
1947年1月3日
血液型:
A型
出身地:
滋賀県
現在の住まい:
東京
職業:
教育評論家、法政大学特任教授
臨床教育研究所「虹」所長
出演番組:
NHK教育(Eテレ)「ウワサの保護者会」
(土曜21:30~21:54放送 ※MC)

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