日本経済新聞(12月5日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2007年12月6日 カテゴリ:コメント
日本の親 学校へ期待・圧力強く
経済協力開発機構(OECD)が発表した2006年の生徒の学習到達度調査(PISA)で、子どもの学力に関して、日本は保護者から学校にかかる期待や圧力が高いことがわかった。「教育は学校の責任」と任せたきりにする一部の親のあり方が問われているが、成績上位国のフィンランドなどは期待が比較的低かった。
【尾木直樹のコメント】
親・地域と学校がともに子どもを育てる伝統を守っているフィンランドとは対照的に、日本は地域によっては過度の競争原理の導入で学校が商品になってしまった。格差社会が広がり、取り残されたくないために保護者から学校への信頼が急激になくなっている。