岩手日報(5月20日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2008年5月21日 カテゴリ:コメント
岩手大が教員相談室
岩手大は、県内小中高教員の心の悩みに対応するため、本年度内に「教員相談室(仮称)」を開設する。校長OBや臨床心理士らが電話や面接で相談に応じ、問題解決の糸口をアドバイスする。業務の多忙化、保護者への対応などで精神疾患による教員の休職者数(公立小中高)は2006年度、県内では61人と過去最多。職場と直接つながりのない大学が運営することで、悩みを打ち明けやすい環境を整え、教員の「駆け込み寺」のような位置付けを目指す。
【尾木直樹のコメント】
(精神疾患の増加など)昨今の状況は教員個人の資質というよりも、人事考課、学力向上への圧力、保護者のクレームなど、取り巻く環境が厳しいことがある。考課制度で疑心暗鬼に陥り、中まで相談し合えないなど「同僚性」も失われている。