日刊ゲンダイ(7月15日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2008年8月1日 カテゴリ:コメント
大分教員汚職 捜査どこまで広がるのか
大分県の教員採用汚職事件は底ナシの様相だ。昇進人事もカネでやりとりしていた実態が明るみになり、県警は県教育委員会ナンバー2の審議監の立件へ向けて動き出す構えだ。
【尾木直樹のコメント】
大分のケースは氷山の一角に過ぎない。各自治体には首長から独立した行政組織として、教育委員会が設置されています。民間選出の委員長と委員、県職員の教育長で構成されているのですが、実権を握っているのは教育長をトップに担ぐ事務方。民間委員はお飾りに過ぎません。特定の人間に権力が集中する構造のため、賄賂人事が横行しやすい。地元名士や関係者などによる口利きはどこにでもあります。