読売新聞(5月31日付・関西版)に尾木直樹のコメント記事掲載
投稿日:2009年6月4日 カテゴリ:コメント
サービス?過保護? 親に成績通知 国立大も
学生の成績を保護者に通知する国立大学が増えている。私立大では以前から通知が一般的だったが、少子化で国立大でも学生の確保が課題になる中、「父母らと連携して留年や中退を防ぎたい」という狙いがある。もう一つの背景は「わが子の成績を知りたい」と望む親が増えていること。大学側は「サービス向上」という感覚で、学生側の抵抗感も意外に少ないようだ。
【尾木直樹のコメント】
保護者サービスの拡充は大学の危機感の表れだが、入学式に大勢の親が来るのと同様に、子離れできない親、親離れできない大学生が増えたことの象徴でもある。自立を促す観点に乏しい高校までの教育も問われるべきだ。