2009/11/20 Fri.
投稿日:2009年11月20日 カテゴリ:虹の小噺
今日はようやく日中の気温が2ケタに達しそうですが、朝は相変わらず身にしみる寒さです。
今日11月20日は、国連において児童の権利に関する条約(=子どもの権利条約)が満場一致で採択された日であり、今年は20周年にあたります。私がこの条約を知ったのは、たしか中学校の歴史の授業時だったと思うのですが、言葉を覚えただけで終わり、内容を知ったのは大学生の時でした。これが日本の現状なのでしょう。「子どもの権利」と聞くと、いまだに「権利なんてものを認めたら子どもは調子に乗る」といった類の、「権利アレルギー」的な反論が聞かれます(^_^;) しかし、この条約でうたわれていることは、「生存」「保護」「発達」「参加」といった観点からの「基本的人権」=当然認められることであり、要不要論で語るものではないと個人的には考えております。発達途上にある子どもたちに対して、発達的な視点から人権を保障することは大人として当然のことであり、そうして大切にされた子どもたちが将来大人になった時のことを考えると、国にとっては有益な条約であるはずなのですが、なかなか理解されないようですね…。
さてさて、尾木は単行本の作業がひと段落し、とりあえずあとは発売を待つだけという状態になりましたので、今度は連載や単発原稿などをせっせと進めております(^^) 今週の日曜日(11/22)、フジテレビの開局50周年記念番組「たけしの日本教育白書」に尾木が生出演する予定ですので、どうぞご覧ください(^v^) よい連休を~(N)