西日本新聞(11月3日付)に尾木直樹のコメント記事掲載
投稿日:2009年11月5日 カテゴリ:コメント
学力テスト 福岡県教委、全校継続へ
新政権の誕生により、文部科学省が来年度、抽出方式へ変更する方針を示している全国学力テスト(小学6年と中学3年対象)について、福岡県教委は2日、本年度に引き続き全校参加を目指す考えを明らかにした。県教委は「学力を地域や学校ごとに検証するには、抽出では困難」と説明している。事実上、新政権の方針に異を唱えるもので、県内の市町村の理解を得られるかを含めて議論を呼びそうだ。
【尾木直樹のコメント】
上意下達、ナンセンス
全国学力テストに参加するかどうかは、各市町村の独自判断であり、福岡県教委のように上意下達で圧力をかけるようなやり方はナンセンスだ。学力テストは復活後3回実施されたが、自治体間の学力レベルの競い合いにしか使われていない。廃止も検討されている中、流れについていっていないと思う。