2010/1/28 Thu.
投稿日:2010年1月28日 カテゴリ:虹の小噺
出勤時、自宅から駅まで自転車を利用するのですが、アゲインストの強風にいつもの倍くらい時間がかかりました(-_-;)ぐるじがっだ
雨の予報でしたが、東京は日差しがでてきました。空気が乾燥しているのでそろそろひと雨降ってもいい頃ですよね。ちなみに、乾燥注意報ってどういう時にでるかご存知ですか?乾燥注意報は「空気の乾燥によって、火災の危険が大きいと予想される場合」に発令されるのです。つまり、火災予防なんですね。湿度が高くても乾燥注意報が出たりするのは、木材が乾燥しているから火災に注意してね、という意味なんですって。なるほど。
昨日の夜、NHK-BSで放送されていたドキュメンタリー番組は衝撃的でした。途中から偶然観たのですが、アメリカのカリフォルニア州で財政危機の為、次々と教師が解雇されているのだそうです。解雇通知のことを「ピンクスリップ」というそうなんですが、昨年だけでも3万人の教師がこれを受け取ったとか。解雇されているのは主に経験3年未満の若手や専門科目を持たない小学校教師、美術や音楽教師、養護教諭、カウンセラー。ある学校では、事務員が養護教諭の代わりに電話をかけながら吐く子どもの面倒をみていました(@_@)教師が減ったためにひとクラスが20人から40人、50人になり、小さな教室は寿司詰め状態。子どもはストレスから騒ぐは暴れるは出ていくは…。教師たちも次は自分に「ピンクスリップ」が届くかもしれないと戦々恐々としているし、それはもうひどい有様でした。なかでもいちばん驚いたのが、解雇された教師たちが「日雇い教師」」として働いていることです。派遣会社から電話一本で、次の日に行く学校を指示され、必要なコマを機械的に教えてくるだけ。これでは子どもとの信頼関係も何もありません。富裕層は当然のことながら私立へ子どもを通わせます。今、カリフォルニアには次々と私立学校が進出してきているそうです。完全なる教育格差、子ども格差ですね。しかしこれを対岸の火事と眺めている場合ではありません。アメリカの今は日本の数年後の姿です。公教育はやはり国の責任で守らなければ、教育が受けられない→仕事につけない→貧困という負のスパイラルから脱出することはできないと思います。オバマ大統領は教育予算を増額する方向ですが、軍事予算を削って教育問題を何とかしてほしいと切に願います。
今日の尾木ママは、月末締切の単発原稿の執筆や次の単著の企画案づくりなどを静かに進めています。あいかわらずブログは大盛況!読者の皆さま、本当にありがとうございます。
あっという間に1月も終わりますねぇ…「逃げる」2月をしっかりとつかまえなくては!(W)