東京新聞(3月9日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2010年3月16日 カテゴリ:コメント
愛子さまの欠席公表 宮内庁過剰反応か
愛子さまが登校できない状態になったことについて、東宮職のトップが「同学年の複数の男児から乱暴な振る舞いを受けた」などと欠席理由を発表したのは異例であった。宮内庁側と学習院側の主張に違いも見られ、今回の公表に問題はなかったのか疑問が残る。
【尾木直樹のコメント】
宮内庁は子どもの目線に立っておらず、教育上の危機管理ができていない。公表はお役所仕事。
乱暴な行動を取った子どもの「犯人探し」が始まれば、男児の保護者も学習院に通わせることをためらうだろう。他の保護者も、自分の子どもが愛子さまとふざけ合うのを避けるようになり、自由な交流もできなくなる。愛子さまの教育にもいいことではない。
もし男児側に問題があっても、成長を促すサポートをするのが本当の教育力。教員増員などによる監視の強化は「対症療法」にすぎない。学習院の教育力も問われている。