読売新聞(3月4日付・多摩版)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2010年3月5日 カテゴリ:コメント
自殺の中2 直前アンケートに「学校楽しい」
清瀬市内で2月15日、中学2年の女子生徒(14)が自殺した問題で、同市教育委員会は3日、記者会見を開き、自殺の約1週間前に全校生徒を対象にした学校生活の感想を質問するアンケートでは「学校生活は楽しい」と回答していたことを明かした。ただ、アンケートは記名式で実施されており、専門家は「記名式で真実が明らかになるはずがない」と指摘し、いじめ調査のあり方に疑問を投げかけている。
【尾木直樹のコメント】
本気で調査したければ、無記名にするしかない。教育者側の鈍さが感じられる。
「教師は秘密を守ってくれる」と生徒に伝わらなければ、真実を書かないし、そもそも調査をする意味がない。記入した用紙を他人に見られないように回収することも大事。