2010/4/26 Mon.
投稿日:2010年4月26日 カテゴリ:虹の小噺
何と4月最後の週になりました!ゴールデンウィークをはさむので、きっと5月もあっという間に過ぎていくのでしょうね…すでに連休明けが怖いです(-_-;)
天気予報をみていると、どうやら連休中はお天気も良さそうでほっとしました。日中は春を感じつつも、まだまだ朝晩冷え込みますので、油断せずに体調管理に気をつけたいものです。
虹は引き続き、連休前の原稿作業・書類仕事に追われております。それぞれが目の前の仕事をこなすのに精一杯という感じで黙々とパソコンにむかっております。そんな中、尾木がブログに写真をUPしていますが、NHKの方が「THE NHKクッキー」をくださいました。最近、テレビ各局オリジナルグッズがたくさんありますけど、キャラクターなどではなく「NHK」と四角張った字が書かれたクッキーをみながら、なるほどNHKだ、と皆でしみじみしております(^^ゞ
NHKといえば、土曜の深夜にすっごく面白い番組(再放送)を観ました。かのハーバード大学で最も人気の高いサンデル教授の「JUSTICE」の講義をほぼそのまま放送していたのですが(ちゃんと日本語に吹き替えされていましたが)、人気があるのも納得の中身の濃い、そして非常に考えさせられる講義でした。なかでも、「『富』は誰のものか?」では、リバタリアンの哲学者ノージックの論を紹介しながら、「貧困層の住宅、ヘルスケア、教育のために、富裕層に税金を課すのは一種の強制だ」と主張するリバタリアンの思想を読み解きながら、学生同士にディベートさせつつ、身近なテーマも絡めて「正義とはなにか?」を考えさせるのです。リバタリアンは、私は私を所有する権利があり、私の稼いだ金は私のものであって、税金は「盗み」以外の何ものでもない、というのです。これってどこかの誰かさんが言っていたことと似てるなぁ…誰だっけ?…と思いながらテレビを観ていたのですが、ふと、気づいたのです。これってブッシュ前大統領(とその一派)が言っていたことではないかと。つまり、新自由主義者の考え方のベースにある思想なんですねぇ。もう、激しく納得しちゃいました。リバタリアンの考え方にはまったく納得がいきませんでしたが(~_~;)それにしても60分間ずーっと「それは本当か?」「それはどうしてなのか?」「なぜそう思うのか?」と考え続けるため、見終わったときは疲労困憊。だけど、脳みそがぐるぐる動いている感じがして久しぶりに知的な興奮というのを味わいました。まだまだ講義は続くようですので、ご興味のある方はぜひご覧ください!
■ハーバード白熱教室
http://www.nhk.or.jp/harvard/index.html