読売新聞(3月29日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2010年4月5日 カテゴリ:コメント
2歳男児虐待死 傷害容疑 同居19歳男逮捕
同居する少女(19)の長男(2)に暴行を繰り返し、死亡させたとして、大阪府警門真署は28日、同門真市の無職の少年(19)を傷害容疑で逮捕した。少年は「子供がなついてくれず、腹が立って暴行していた」と以前から虐待を加えていたことを認めている。3人の暮らしていたマンション周辺では、虐待の兆候に気付いた人もいたが、行政側や警察への通報には至らず、最悪の事態を防ぐことができなかった。今年になって明らかになった虐待死事件は5件。相次ぐ虐待事件はどうすれば防げるのか。
【尾木直樹のコメント】
核家族化と地域社会の崩壊で、社会的な立場の弱い若い親が、独力で育児をしなければならなくなった。生活や気持ちに余裕がなくなり、虐待につながっているのではないか。社会がどう支援するかが問われている。