北陸中日新聞(4月30日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2010年5月20日 カテゴリ:コメント
陸大理事長の親族料亭 学内食堂で商品製造
金沢市太陽が丘一の学校法人北陸大学(北元善朗理事長)の学内で、北元理事長の親族が経営する金沢市内の料亭のおせち料理が製造されていたことが、大学関係者の話などで分かった。製造は少なくとも約10年前から行われていた。教職員から「食事の機会が失われた」と苦情が上がる中、ファミリー企業のために大学施設を貸し出すことに、識者からは「私物化」との批判もあり、文科省も事実関係の調査に乗り出した。北元理事長に代わり取材に応じた大学側は「光熱費などはいただいており、便宜を図ったということはない。学生たちに食事の不便はかけていない」と反論している。
【尾木直樹のコメント】
理事会が機能不全
大学の施設を使う際、グループ企業に便宜を図っているとすれば私物化に当たり、理事会のチェック機能が問題になる。それができていないなら、自浄作用がなく、機能不全に陥っているとしか思えない。文科省にも監督責任があると思う。