東京新聞(9月11日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2010年9月14日 カテゴリ:コメント
同名の成人向けサイト存在 さくらんぼ小学校
サクランボ生産量日本一を誇る山形県東根市が、市内に来春開校予定の「私立さくらんぼ小学校」の名称変更を決めた。理由は「私立さくらんぼ小学校」の名称で、インターネット上に裸の少女のイラストなどが登場するアダルトサイトが存在したためだ。しかし、全国各地に「さくらんぼ」の名称を使った幼稚園や保育園が多数存在する。名称変更の波紋は―。
【尾木直樹のコメント】
子どもに何かあってはいけない、害を及ぼしてはいけないという気持ちは分かる。東根市はある意味、現実的対応をしたと思う。
親が自分の子どもの裸をネットで公開して何が悪いのかといった人権意識のなさがまだ残っている。国際的にも日本のサイトは人権意識の遅れが指摘されており、この問題を解決するのが先だろう。校名を変更せざるを得なかったことをおかしいと考え、ネット文化の質を高めるための議論をすることが必要だ。