東京新聞(10月5日付)に尾木直樹のコメント掲載
投稿日:2010年10月7日 カテゴリ:コメント
議員のまま裁判闘争 「被告」小沢氏の今後は
小沢一郎民主党元幹事長(68)が、政治資金規正法違反容疑で「強制起訴」されることになった。捜査のプロである東京地検特捜部が二度不起訴にした容疑について、市民で構成する検察審査会が二度「起訴すべきだ」と判断した。裁判員裁判と同じく、民意を反映させる司法制度改革の一環で導入された強制起訴制度。政界で大きな影響力を持つ小沢氏が、市民目線に追い込まれた格好だ。裁判で有罪か無罪かを問う争うが、被告になる同氏のこれからは―。
【尾木直樹のコメント】
筋論で言えば最低限、小沢氏に離党勧告する。もうひとつ筋を通すなら除名処分。しかし、力関係から無理かもしれないが…。罪の有無よりも国民の信頼を失ったことを重視すべきだ。
一連の検察不祥事で、密室で罪の有無が恣意的につくられるとして、検察不信を招いた。逆に検察審査会は国民の責任で刑事裁判を求めるものだ。(同審査会の二度目の起訴議決に)国民目線で論理が整理されている。道理にもかなっている。民主党は実力者にどう対応するか、国民は注目している。